2015年6月9日火曜日

渡航に向けてのアドバイスとボストン生活について(その2)

ボストンは急に夏になりました。日差しが厳しいです。

さて、前回の投稿の続きで、渡航準備のためのアドバイスと、渡航後の試練?についてです。飛行機の中で心の準備をしておいてください。

⑤ 治安
 私はほかの都市に住んだことはありませんが、ボストンの治安はいいと思います。生活で必要なエリアに、踏み入れるなというエリアはありません。サンフランシスコのように、観光地から一本入ったら危険な地域、ということも、ボストンではありません。深夜一時を過ぎた地下鉄にも人はいますし、駅から歩いて帰っても危険を感じたことはありません(ポーターだけですが)。

 ただ、大学周辺ではときおり強盗(かつあげ?)が発生するしているようです。その周辺に住む予定の方は、少し気を付けた方がよいのかもしれません。

⑥ 住宅の確保
 ボストンでは、退去の2か月前に大家にそれを通告し、それと同時にHPで募集がかかります。日本のように退去後クリーニングが入る、ということはなく、前の住人が出たその日に入居します。つまり、入居したい日の2か月前から、物件の選択肢はどんどん減っていくということです。しかも、日本人にとってはものすごく高いボストンの家賃であっても、物件は驚くほどすぐになくなります。ですので、HP等で気になった物件がある方は、早めにエージェントに連絡をとることをお勧めします。

 内見ができずに契約するのに躊躇する場合は、すでにこちらにいる日本人の友人に頼んでみるのも手かもしれませんね。

⑦ 銀行
 日本にいるときは、外国でも使える銀行はシティciti、と聞いていたのですが、ボストンではそれは間違いかもしれません。

 要注意なのは、日本のシティで作ったカードでこちらのATMで引き出しは可能ですが、手数料が高く、また銀行が閉店する17:00以降は扉にロックがかかり、そのロックを日本のカードでは解除できません。しかも、大学構内にはcitiのATMはなく、最寄りはポータースクエア駅前です。
※ ポータースクエア、ハーバードスクエアのcitiがなくなった模様(2016年3月現在)。となると、送金ができるようになるまでの生活分の現金を持ってこないといけないかも。
 
 なので、こちらにいらっしゃる方のほとんどが、バンクオブアメリカBank of Americaで口座を作っています。構内にもATMがありますし、何よりボストン市内にはシティよりも多くATMがありますので、非常に便利です。

 この口座開設が渡航後すぐに訪れる試練の一つと(個人的には)思っています。そのやり取りなどは、あとで誰かが書いてくれると期待しましょう笑

⑧ 携帯
 私はこちらでiphoneを購入し、携帯会社と契約しました。こちらで使える携帯を日本で契約している方もいるようですね。ただ、聞くところによると機種の選択肢の幅が狭いとか。

 契約形態としては、通話もネットも従量制、無制限の通話+従量制?のネットといったものがあります。私は前者なので後者の費用がよくわかりませんが、宣伝で見る限り、最低限のネットのプランで$50くらいのようです。これも、誰かが補足してくれるでしょう。

 なお、こちらの学生さんはショートメールを結構多用します。また、フリーのwifiもいろいろなところにあるので、通話・ネット従量制プランの方が安く済ませることができるのかもしれません。

⑨ 外食
 みなさんが気になるのは日本食かと思います。結論から言えば、ボストンには日本食のお店がたくさんあります。が、yelpとかでおいしいと言われているところも、正直日本人にとっては値段と味が釣り合わない気がします。たとえば、ハーバードスクエアにcafe sushiという店があり、そこは連日人がたくさん入っていますが、個人的には回転ずしレベルの味なのに、チップも含めて大体$40~50くらいします。

 一方、ポータースクエア駅前にあるPorter Exchange Mallには、不思議なことに日本のとんかつ定食や天丼などを出す店がいくつかあります。代表的なのはcafe mamiというところで、日本で食べるのと全く同じ味のハンバーグ定食が、$11くらいで食べられます。日本の価格帯からすると高いですが、ボストンでは安く、また、日本と同じ味が食べられるということもあって、結構人気です。

 それと、ラーメン屋もあります。こちらの一般的なラーメンの特徴として、醤油であっても少し甘めの味付けのものが多いのですが、それなりに日本で食べる味に似ている店も増えてきているようです。アメリカ人にも人気なのが、二郎系ラーメンの夢を語れでしょうか。私も何回か行きましたが、日本の味そのものです。これもポータースクエアにあり、日本人にとっては、楽園のようなエリアですね。なお、日本では考えられませんが、ラーメン一杯$12(チップ除く)とかです。


(夢を語れのラーメン。アメリカ人はこれを見て興奮します。)

 大学周辺では外食の店があまりありません。学食はビュッフェスタイルで、テレビで見るアメリカンなもの!を楽しむのにはいいところですが、私にとっては、正直一か月に一回で十分です。しかも昼で$12くらいで、決して安くはありません。学期中の食事の確保は、生活費の節約の上では結構重要かもしれませんね。

 なお、学生にとっては少し厳しい価格帯ですが、ボストン市内にはかなりおいしいお店が多いです。肉好き、魚好き、ワイン好き、飲茶好き、ロールケーキ好き、といった個別の好みを全て満たしてくれるだけの選択肢はありますので、食事が人生の方もご安心ください。


(肉はやはりおいしい)

⑩ 日本から持ってきた方がよいもの
 これは箇条書きで。おそらくいろいろな人がいろいろな経験、意見をお持ちだと思うので、あとの方にも期待しましょう。

・ 文房具(特にホチキス。こちらのホチキスはでかい・高い・20枚くらいしか噛まない、といいことなしです。)
・ 常備薬(CVSにもたくさん売っていますが、英語がさっぱりわかりません。あと、アメリカ人曰く、結構効果が強くて、飲むと眠くなるらしい。)
・ ちょっとした日本の小物(アメリカ人を惹きつけるいいアイテムです。)
・ 統計学・経済学の本(マンキュー経済学は多くの日本人が持っているようです。)
・ ラーメンスープの素(こちらでは麺は売っていますが、お湯でとく袋詰めの液体スープの素は売っていません。あると一食安く済みますので、おすすめ。)
・ 歯ブラシ(こっちの歯ブラシは動物用かと思うくらい、堅くてでかいです。)
・ (使うなら)ハード系のヘアワックス(あまりちゃんとしたのを見たことがないです。)

 今思い付くのはこんなところでしょうか。また追加があったら、こっそり追記しておきます。


語学学校開始まで、あと三週間くらいでしょうか。(値段は高いですが)意外とこっちに来てから買えるものも多いので、本当に必要なものを見極めて、パッキング頑張ってください。

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