2015年5月22日金曜日

クラブ活動

アメリカでは、課外活動を行う場として学生クラブが存在する。日本の大学のサークルのようにレクリエーション系のクラブもあるが、多くは真面目な活動をしているクラブで、カンファレンスを企画したり、就職活動に関する情報提供をしたりしている。

フレッチャーにも、もちろん学生クラブがあり、アフリカクラブ、ラテンアメリカクラブ、アジアクラブといった国、地域別のクラブに加えて、ファイナンス、安全保障、エネルギー、開発関係などの分野ごとのクラブも存在する。クラブ一覧は、HPにも掲載されているので、参照いただきたい。http://fletcher.tufts.edu/students/student-clubs-and-organizations

学期のはじめに、校内のHall of Flagと言われる各国の国旗が並ぶホールにおいて、テーブルが並べられ、各クラブが自分たちのクラブ活動の紹介を行う。クラブに入りたい人は、そこでサインをすれば、クラブのメーリングリストに登録され、イベント等の情報が届くようになる。

複数のクラブに所属することは珍しくなく、私もとりあえず、関心があるクラブは全てサインアップした(Asia Club、ASEAN Society、Net Impact、International Business Club、WILD等)。

クラブへの関わり方は、様々で、ただメールを受け取って、関心があるイベントがあれば参加するという受け身の関わり方もあれば、より積極的にクラブ活動に参加し、リーダシップを発揮することも可能である。

クラブ活動で、特記すべきことは、昨年Japan Clubが立ち上げられたことだ。それまでも、日本に関するレクチャーなどのイベントは行ってきていたが、クラブは存在していなかった。日本にALTとして働いたことがあるアメリカ人が中心となり、Japan Clubが立ち上げられた。昨年の活動は、講演者を呼んでレクチャーをしてもらったり、ハーバードのケネディスクールと合同でディナーを開催したりした。昨年は、レクリエーション系のイベントが多かったように思うが、日本に関心がある国の人たちと交流を深めることができてよかったと思う。

日本クラブのメンバー何人かでいった北斎展@ボストン美術館

また、私は、フレッチャーで何かしらのリーダシップの役割にチャレンジしたい思っていたので、ASEAN Societyのリーダーに立候補した。フレッチャーには、東南アジア出身の人は少なく、残念ながらプレゼンスも低い。同じような意識を持つドイツ人で、シンガポールに住んでいたことがある男性が、同様にリーダーに立候補してくれたので、二人でクラブを率いることになった。

まずは、ASEAN関連の情報交換とネットワークの拡大を目的に、ハーバードのケネディースクールにあるASEAN Caucusのリーダーと相談し、合同のディナーや勉強会を開催した。また、TPPの経済効果の試算で有名なブランダイス大学のピーターペトリ教授をスピーカーとして迎え、講演を行ってもらうことができた。講演のアレンジは、ほとんどドイツ人の男性が行ってくれたが、講演者との調整状況や、講演タイトル、周知のタイミングまで細かく相談してくれたので、常に状況を把握することができて助かった。テーマのおかげもあるが、教授も含めたくさんの人に講演を聞きにきてもらうことができてよかったと思う。

他にも、より大きなクラブだと、エネルギーカンファレンスやアフリカナカンファレンスなどのカンファレンスを企画しているクラブもいくつかあり、そういったカンファレンスに企画段階から関わることもよい経験になるのではないかと思う。








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