2015年10月28日水曜日

フレッチャーのスタッフの方に、受験について聞いてみました

前回の投稿からだいぶ間があいてしまいましたね。
こちらはちょうどミッドターム(中間試験)の真っ最中です。
このミッドターム、通常の授業と同時並行で進むので、本当に大変です。今期はプレゼン2本、エッセイ2本、持ち込み不可のインクラステスト1本と、本当に本当に辛かったです。そして、日本のように「よし打ち上げだ!」と騒ぐ暇なく、また授業が始まります。予習が終わりません… 
 
さて、ミッドタームが終わりものすごく気分がいいので、今回はフレッチャーのスタッフであるモリス麗子さんに、アドミッションのことなどについて、いろいろとお話を伺いました。日本人受験生へのサービスです。
 
まあ、こっちに在住のアメリカ人は、気軽にface-to-faceでアドミッションに質問できてしまいますからね。簡単にはアメリカに来られない方向けだとすれば、誰も怒らないでしょう。アメリカに住んでいないほかの外国人からは怒られそうですが。
なお、今回はモリスさん個人のご意見ということで、HP掲載の許可を得ております。事実関係に関しては間違いはないでしょうけれど、オフィシャルな回答ではない、ということを肝に銘じておいてください。「おたくの職員さんがこんなことを言っていましたが、本当ですか?」などと、アドミッションに聞かないように笑
 
 
―まず、モリスさんのお仕事についてお教えください。
 フレッチャーの留学生のサポートがメインです。日本でいう教務課職員に当たるような感じでしょうか。フレッチャーに来てから約2年、それまでは日本の大学でも同じような業務をしていました
 
―今日はこれから受験を考えている日本人向けのアドバイスをいただきたいと思っております。いきなり本題ですが、日本人のフレッチャーの入学は難しいでしょうか?日本にいるとき、「とりあえず出せば受かる」とまことしやかにささやかれているアメリカの大学院をいくつか聞いたことがあります。フレッチャーは入っていなかったので、受験するときは、本当に不安でしたね。
 (とりあえず出せば受かると言われている大学院名を聞いて)なんと…意外ですね、あそこもそこも、大学院ではアメリカのランキングの上位に入るくらい、しっかりしたところなんですけどね。もうご存じだとは思いますが、フレッチャーにもたくさんの方から応募が来て、かなりの競争です。だいたい1月から3月までがオフィスが忙しくなる時期ですね。
 ここだけの話、アドミッション内での日本人の評判は良いです。これはお世辞でもおべっかでもありません。その理由に、まず日本人は責任感のとらえ方が違うというのがあります。他者を尊敬する、だらしなくない、書類もしっかりしているなど、ほかの出願者に比べて、いろいろな点で心配がいらないからです。トッププライオリティと言っても、言いすぎではないかも。アドミッションのダイレクターも、アジアが大好きですからね。現に、今学期(2015年9月)在籍の留学生(1年生+2年生+OPT)の中で、インドの47名の次に日本人が多く、その数は32名です。ほかの大学は中国人が多いので、フレッチャーは珍しいと言われています。あと、フレッチャーの日本人の卒業生に立派な方が多いのも、理由の一つですね。評判が違います。
 
―日本人が多いと英語の勉強ができない、という意見もありますが、実際に留学してみて、やはり最後に助けを求められる日本人がいるというのは、すごく助かりますね。英語は自分から違う世界に飛び込めばいいだけですし。ところで、アドミッションオフィスはどんな体制なのですか?
 入学者を決める決定権がある職員が3名、そのアシスタントが2名の計5名です。忙しい時期にはヘルプも入ります。TOEFLやGREのスコアなどのデータ集計などが、彼らの主な仕事ですが。
 
―もうその単語を聞きたくないですね。フレッチャーは100がラインだったので、ドキドキしっぱなしでした。
 もちろんスコアだけで全ては決まりません。エッセイもありますし、面接をする人もいますしね。
※ 受験生の中でも、出願後、個別にアポをとってアドミッションと面接をする強者(日本人にとって)もいるそうです。私にはそんな勇気はありませんでした。
 
―出願後、どのようなスケジュールなのでしょうか?
 詳しくは言えませんが、書類選考があって、その後教授会に諮ります。教授たちもちゃんと読みますよ、皆さんのエッセイ。 

―日本でささやかれていた噂の一つに「早めに願書を出せば有利」というものがあったのですが、本当ですか?確か私のときは1月と2月に出願締め切りが設定されていて、前者は奨学金付の入学申請でした。奨学金はいらなくても、1月に出しておかないと、席が埋まってしまう、という可能性はあるのでしょうか?
 早めに合格が出ることはないですね。そこは安心してください。ただ、日本の大学のように「○月○日以降から審査を始めます」というのとは違って、届いたものからどんどん審査されます。Rolling Admission Periodというのですが、早く出せば早く読んでもらえるというのは確かです。
 
―合格が確約されるわけではないのでしょうけど、やはり早く出すことにメリットはあるんですね。もう一つ噂で、「アドミッションオフィスに変な質問をすると悪い印象を抱かれて、合格できにくくなる。だから、極力聞かない方がいい」というものがあります。事実、私も出願に際してわからないことだらけでしたが、聞くのに躊躇した記憶があります(笑)
 そんな噂があるんですね。答えはノーです。もちろん、「全部教えて」とか「代わりに書いてください」みたいなメールが来たら印象は悪いですが、普通であれば、それをアドミッションの検討材料にする、なんてことはありません。現在の担当窓口の職員がすごく丁寧な人なので、邪険に扱われることもないでしょうし。アドミッションの担当が以前、日本人学生はあまりダイレクトに質問をしてこない、と言っているのを聞いたことがあります。ほかの学生はどんなことでも聞いてきているということでしょう。なので、気にする必要はなく、わからないことがあったら、遠慮なく聞いてください。
 それと、もし私に回答してほしければ、アドミッションへのメールのccに私のアドレスReiko.Morris@tufts.eduを入れてください。メールの文面のどこかに日本語が入っていれば、まず確実に私に回答依頼が来るでしょうし(笑)私から皆さんにメールするのは、通常入学者が決まってからです。なので、この方法はある意味裏口ですね(笑)
 
―なるほど。出願に際していろいろな大学のHPを見て、一生懸命調べるのですが、本当にこの情報が正しいのか、これで不足はないのか、と、ものすごく不安でした。そんなときに相談できる方がいるのは、心強いですね。私も合格が決まってからどうしてもわからない手続があり、勇気を振り絞って質問したところ、モリスさんから日本語で返信が返ってきて、ほっとして泣いた、という経験があります。あ、泣いたのはうそです。
 皆さん不安ですものね(笑)その点、アメリカ人は9.5を理解しても0.5わからなければ、必ず聞きにきます。日本人は謙遜される方が多いのでしょうけど、わからなければ遠慮なく聞いてください。
 
―今日はありがとうございました。立派な記事にします。
 立派にがんばってください。あと、来年もたくさんの日本人の方を迎え入れたいですね。インドを抜きましょう。
 
 
というわけで、これが1時間ちょっとのモリスさんへのインタビュー全容です。こうすれば受かる、必ず受かる、というのはありませんし、出願は競争です。ただ、アドミッションが日本人受験生に対して好印象を持っている、というのは、HPでは知りえませんし、何よりも受験に当たっての心の支えになるのではにないでしょうか。
もうアーリーアドミッションが始まっていて、願書の締切も間近だと思います。(私も何人かの受験生から相談を受け、願書のドラフトを見ました。2年前の地獄を思い出し、ついつい目線が厳しくなってしまったのは内緒です。ごめんなさい。)モリスさんもおっしゃっていたとおり、アーリーで席が全て埋まるということではありませんが、早めに出すことに、ある程度のメリットもあります。なので、準備はお早めに、そして、いいものを作ってください。
 
ボストンは最高気温が一ケタという日も増えてきています。日本も寒くなってきていると思いますので、体調には十分気を付けてください。私は風邪を引きました。よろしくお願いいたします。
 

(モリスさんの写真を取り忘れたので、最近行った国道沿いのダイナーで食べたものを張っておきます。まんま映画の世界でした。)

2015年8月30日日曜日

アジアリーダシップトレック

ボストンのメリットの一つとして、近くにハーバードやMITなどの有名な大学があり、授業をとって単位交換(一定の制限あり)したり、各種イベントに参加することができることがあるかと思う。私も、ハーバードのEnergy SymposiumとSocial Enterprise Conference、MITのAsia Business Conferenceなどに出席した。

今回は、私が夏休み中に参加したハーバードのアジアセンターが主催しているアジアリーダシップトレックについて書きたいと思う。トレック中にあったことを全部書こうと思うと書ききれないので、申し込み方法、参加してよかったこと、よくなかったことに絞って書くことにしたい。

申し込み方法


10月くらいに、Sociallistというフレッチャーのメーリングリストで、トレックの情報が紹介される。Sociallistは、イベント情報から売ります、書います、探してます、などのあらゆる情報がメールでくるので、情報を見逃さないためにも、アジアリーダーシップトレックのHPを確認しておくことをお勧めする。

アジアトレックは、冬と夏にあり、締め切りは、夏のトレックでも11月という早めの締め切りになっている。私は、うっかり締め切りを見逃して、1月に応募したが、Waiting listに入れるからという連絡がきて、しばらくして参加できるという連絡がきた。

オンラインで聞かれた主な質問は以下のとおり。
・トレックに期待すること、参加する目的は何か。
・現在のフォーマル、インフォーマルなリーダシップの経験。
・自分の持っているスキル等を通じて、どのようにトレックに貢献できるか。

アジアトレックは、Public Serviceの目的もあるので、この他、TEDトークをやりたいか、ワークショップに(パネリストとして)参加したいかなども聞かれる。また各国を訪問する際の訪問先の紹介などをするカントリーリーダーをやりたいか、広報活動をやりたいか、トレックに関する本の執筆をやりたいかと言ったことも聞かれる。こういった質問に関しては、実際はあとで変更することも可能だった。

トレックまでには、3回のInfo sessionがあり、訪問先の説明や、それぞれの役割について説明があった。参加はマストと言いつつ、参加できない人がちらほらいて、結局はトレック開始後にいろいろと調整することになった。

参加してよかったこと


アジア各国の現状を多角的に理解する。


私が参加したトレックでは、マニラ、広州、深セン、香港、バンコク、ソウル、ウランバートルの7つの場所を訪問した。訪問先もなるべく偏らないように配慮がされており、政府機関、議員、大企業、NGO、社会起業家など様々だった。そのため、その国の経済成長や市場の可能性ということだけではなく、政治や社会問題などについても知ることができた。


格差問題を知る


例えば、フィリピンは、国内消費に牽引され、2015年の経済成長率は、6.3%ASEANの中でも最も高い経済成長率を達成している。英語を話すことができる若い人材が多いことから、インドを抜く世界のコールセンターとなっており、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の市場としても成長している。また、訪問した中華系財閥のSMグループ、スペイン系財閥のアヤラ財閥など10の同族経営企業が市場を独占しており、小売やインフラ事業などで強い影響を及ぼしている。一方で、貧困や汚職といった問題が深刻であり、実際に少し郊外の方に行くとスラム街が続いているのを見ることができた。

一見、豊かそうな香港でも貧困の格差は深刻である。実際130万人もの人が貧困であると報告されており、ケージホームと言われるとても小さいスペースに住んでいる人もいる。こういった社会問題に関しては、多くのNGOが活躍していると言っていた。また、トレック中に香港に在住している友達に会うことができたのだが、その友人の旦那さんももとはあまり裕福ではない家庭の出身であったが、今はパイロットとして活躍している。企業側でも香港のパイロットを増やそうという取り組みがあるようで、一部の業界ではあるかもしれないが、貧困家庭でもチャレンジする機会を与えられているようだ。


ウランバートルに人口が流入しているモンゴルでは、貧困問題が環境汚染も引き起こしていた。ゲル地区と呼ばれる地域に、ウランバートルの人口の2/3が住んでいるが、冬になると石炭で暖をとるため大気汚染が起こる。私も、実際冬のモンゴルには行ったことがあるが、外に出ると空気の悪さを感じることができた。裕福な人たちはこの大気汚染を避け、反対側に立つ高層マンションに暮らしているとモンゴル人が説明してくれた。


モンゴルの街並み。奥に見えるのがゲル地区。



各国の若者との交流


トレック中は、ほとんどの国でリーダシップカンファレンスがあり、その国の大学生や高校生と交流することができた。シャイな学生も多かったが、語学力もあり、米国の大学に行きたいという希望を持っている学生も多く、真剣にアドバイスを聞いてくれた。

リーダーシップカンファレンスでは、自分のプレゼンに加えて、ワークショップ、キャリアメンタリング、キャリアディベロップメントの計5つの出番があった。まだまだ若いつもりでいたが、自分も一定のキャリアを積んできて、人に教えられることがあるんだとあらためて再確認するとともに、人に教えることで自分もたくさんのことを学ぶことができたように思う。

ワークショップでは、Woman and Leadershipというワークショップを開いたのだが、どの国でも活発に議論が行われた。香港では、耳が聞こえない女の子が、手話通訳の人を連れて参加してくれて、 障害者であるがゆえの問題を提起してくれ、女性だけでなく、障害者も含めて、多様な社会を作っていくことが大事だという話になった。ワークショップを通じて、自分もあらためて考えさせられることが多かったし、参加者や一緒にパネラーとなったトレッカーからも学んだことが多かった。


フィリピンの学生達と

リーダシップを学ぶ。


今回のトレックでは、計32名が参加したが、一緒に参加したトレッカーは、ハーバードの現役生か卒業生が多く、ケネディースクール、教育学大学院、HBSなどから参加していた。フレッチャーは、卒業生も含めると計4人だった。

皆、性格も様々だったが、プレゼンは内容ややり方を含めて勉強になったし、トレックの途中で、グループの決まりを再確認したり、トレックがよりよいものになるようにいろいろと提案したりしていて、とても自主的に動いていたように思う。

自分のワークショップがない時には、他のトレッカーのワークショップを聞きにいったが、皆プロフェッショナルとして堂々とわかりやすく説明していた。聴衆の巻き込み方など勉強になる部分も多かった。

グループなので、揉め事も少しありはしたが、様々な形のリーダシップを見ることができたことは勉強になった。トレックが終わった後も、再度ボストンで会ったり、ネットワークの拡大という点でもよかったと思う。

マニラのADB本部を訪問

よくなかったこと


突然の変更


事前に聞いてはいたが、やはり多くの人数、多くの調整があると仕切る側もそれなりに大変であり、 disorganizedな部分がでてくる。訪問先に関して、当初ベトナムに行く予定だったのに、いきなり韓国に変更になったという連絡がきて、参加者から不満の声が上がった。

また、私が予定していたプレゼンは、当初60分と言われたが、直前に15分にしろと言われて困った。聴衆についても、何度か確認していたが、結局は自分のテーマに関心がなさそうな分野の人たちで、ほとんど最初の概要だけ説明して、詳細を省いたプレゼンになった。臨機応変に対応する必要もあるとは思うが、もう少し、事前に情報を与えてもらいたかったというのが正直なところである。

体調管理


訪問先も多く、特に、ソウルに着くまでは、とても暑い国が多かったので体力が消耗された。どの国も交通渋滞がひどく、暑い中を次の訪問先まで歩いていかなくてはならないこともあった。また、食あたりなどで体調を崩す人が何人かでた。体調は自分で様子をみつつ、しっかり休養もとりながら、参加すべきかと思う。そうでないと自分が行きたかった訪問先に行けなくなったり、参加できても集中できないといったことがおきてしまう。

訪問したことや、自分が学んだことを全部書こうと思うと書ききれないが、総じて、参加してとてもよかったと思っている。訪問先や一緒に参加したメンバーにもよるかもしれないが、これまでとは違う視点でアジア各国について学べ、リーダーシップやチームワークといったソフトスキルについてもいろいろと学ぶことができた。


 C-ASEANを訪問







2015年8月23日日曜日

学校の施設

夏休みが終わろうとしています。早い。。

今年入学予定の人たちは、すでにボストンに到着している人も多いかと思いますが、今日は学校の施設について紹介したいと思います。

図書館


Tisch library

タフツ大学にあるメインの図書館。学部生も多く使っているので、場所によっては少しうるさかったり、お菓子を食べている臭いがしたりする。Ginn libraryより広いので、静かな場所を見つけて勉強することも可能。試験前は、午前3時まで開いていることもある。

タワー カフェという小さなカフェも中にあって、勉強の合間に休憩したり、スナックを買ったりできる。Tisch libraryの屋上からは、ボストン市内が見渡せてきれい。

映画が好きな人はTisch libraryで映画を借りてみることもできる。邦画もあり、豊富なコレクションが揃っている。また、タフツの学生であれば、一部の映画をストリームしてみるも可能なので、映画好きの人は試してみてもらいたい。

Tisch libraryの前の銅像。冬はこれくらい積もります。

Ginn library

フレッチャースクールの図書館。学校も小さいが図書館も小さい。試験前には、近くの寮に住んでいる学部生も勉強しにくるため、結構混み合う。席が見つからないことはないが、混み合っている状態が嫌いな人は、フレッチャー内で勉強できる場所を見つけたり、近くの(数少ない)カフェにいったりしている。また、ハーバードの図書館(24時間オープン)を使うことも可能なので、近くに住んでいる人は、ハーバードの図書館で勉強する人もいる。

Ginn libraryは、Tischよりも趣があり、通称ハリーポッタールームと言われるリーディングルームは、本に囲まれて、とても静かである。

Librarianたちもよい人たちで、試験前などは、学生のストレス発散のために、ヨガやドッグセラピーなどのイベントを開催してくれる。

※ややこしいですが、フレッチャーの図書館ではありません。ボストン公共図書館です。
ハリポタルームは、これよりかなり小さいですが、少し似た雰囲気ではあります。

スポーツジム&テニスコート


The Steve Tisch Sports & Fitness Center


タフツの学生であれば、大学のジムを無料で使用することができる。通常のジムにあるマシーンや、プール、サウナなどがあり、バスケなどの球技も楽しめる。

テニスコートは、フレッチャースクールの目の前にあり、無料で使うことができる。日本で高いお金を払ってコートを借りることを考えるとかなりお得。ラケットは、寮に入っている人は寮でラケットとボールを借りることができる。

フレッチャー生の中には、サッカー好きな人も多いようで、よくメーリングリストでサッカーしよう!という連絡もきているので、スポーツはいろいろと楽しむことができると思う。(吹雪の日を除いて…)

フレッチャーの前のテニスコート。たまには息抜きも必要です。

カフェテリア


Mugar Cafe

フレッチャーの中にある唯一のカフェ。スターバックスのコーヒー、ベーグル、マフィン、クッキー、サラダ、サンドイッチ、すしなどが置いてある。暖かい食事も一応あり、お皿にとって、重量で値段を払う。質は、正直いってイマイチ。。去年は、値段が高いのでボイコットを起こそうという動きもあったが、結局Student Councilに要請してボイコットはされなかった。そもそもスタバのコーヒーが高いので、それをMugarにいっても仕方がない気はするが、確かに食事は改善してもらいたい。電子レンジもおいてあるので、自宅からランチをもってきて、温めることも可能。


Dewick-MacPhie Dining Center

サマースクールに通った人は、すでにお馴染みのDewick。誰が評価しているのかはわからないが、噂によると全米で3位以内に入ったことがあるダイニングホールだと聞いた。まぁ、噂なので真相はわからないが、日本人は大抵そう聞くと驚く。ただ、ムガールが、本当にカフェのようなメニューしかないのに対して、Dewickは、種類が豊富ではある。


Carmichael Dining Center

フレッチャーから、さらに丘に登ったところにあるダイニング。Dewikと同じようなダイニングで種類も豊富。Dewickとの違いはアイスがおいてあることくらい?


校内でも貴重品の管理には気をつけましょう!

ヘルスサービスセンター


フレッチャーから、割と近い場所にヘルスサービスセンターがある。マサチューセッツ州法で、大学に入学する際に、多くの予防接種を受けなくてなならないが、もし渡米までに間に合わなければ、ヘルスサービスセンターで接種することが可能。

大学に入学する際には、健康保険料に加えて、ヘルスサービスセンター 料も支払いが義務付けられている。ちなみに、大学の健康保険は、それなりの値段がするが、民間の保険に加入するにしてもカバー範囲を大学側に証明したりしなくてはならないため、大学の保険に入る方が無難ではないかと思う。

ヘルスサービスセンターを使うには、電話もしくは直接いってアポをいれる必要がある。予防接種以外あまり使ったことはないが、私が検診を受けた際には100%保険でカバーされた。保険がどれくらい適用されるのか事前に確認するとよいかもしれない。

メンタルヘルスの場合は、ヘルスサービスセンターとは別のところにカウンセラーがいて、カウンセリングを受けることも可能。

健康第一です。ほんとに。

クインシーマーケット のクラムチャウダー。食べ過ぎも注意…。

2015年7月21日火曜日

MIBプログラム


こんにちは。本日はMIBプログラムについて紹介したいと思います!


■プログラム概要
MIBMaster of International Business)プログラムは、国際関係の要素とビジネスの要素を組み合わせたプログラムで、毎年30名前後の生徒が入学します。このプログラムは2008年頃に設立された新しいプログラムで、プログラムの趣旨(売り?)としては、『ビジネスを取り巻く環境はより複雑になっていき、政治、法律、経済などの国際情勢を鑑みた上でのリーダーシップ・判断が必要となっていく。その環境に適応できるようなcontextual intelligenceを国際関係・ビジネスの双方を複合して学ぶことで培っていく』、というものになっています。


■生徒のバックグラウンド
他のプログラムと比較し、民間企業から来ている生徒が多いです。特に、Social BusinessInclusive Businessをしたいと思っている人や、民間企業から国際機関/国際開発分野へキャリアに転換したい人が多いように思います。

学生の国籍は、Class of 2015, 2016の場合は、ざっくり半数はアメリカ人(もしくは、ヨーロッパとアメリカの両方の国籍を持った人含む)で、その他、メキシコ、トリニダートトバゴ、チリ、エクアドル、ナイジェリア、トルコ、インド、パキスタン、バングラデシュ、中国、台湾、韓国、日本・・という感じです。(思いつく限りですが・・)


ボストンの束の間の夏、ピクニック中の一コマ。女性が多いような気がしますが、現実は半々かな・・


■卒業要件
他のプログラムと比べて、MIBの要件、必要単位数は多めになっています。

(1) 必要単位:18単位(ちなみにMALD16単位です)
(2) 必要コース/要件:①-③の観点で、それぞれ満たす必要があります(ちょっと複雑)
 
 ①MIBの必修コース(Core Curriculum):多いですが、皆で同じクラスをとれるので仲良くなります。
 
  <Business Core>3.5 - 4.5単位
  • Strategic Management (0.5)
  • Financial Statement Management (1)
  • Foundations in Corporate Finance (1)
  • Statistics: Data Analysis and Statistical Methods for Business (1) ※事前に免除可
  • Marketing (0.5)
  • Regional Course on Business and Economic Contexts (0.5)-> China / Europe / India / Islamic World / Latin America から選択。Africaのコースも開始されるかも

  <Economics Core>0 - 2単位
  • One microeconomics course: Managerial Economics(0.5) or Microeconomics (1) ※事前に免除可
  • Global Macroeconomics (1) ※事前に免除可 
  <International Affairs Core>3単位

  • One international law course: International Business Transactions or International Fiscal and Financial Law (1)
  • Two Diplomacy, History and Politics (DHP) courses:DHPというカテゴリのリストの中より、2つを取る必要
 ②各フィールドの要件:下記2つのフィールドから一つずつフィールドを選び、選んだフィールドの要件を満たす仕組みです。
   ※よくあるフィールド内の要件は、必修科目1単位+選択科目2単位の計3単位など。
  • International Business Fields International Finance and Banking /  Marketing /   Public and NGO Management /  Strategic Management and International Consultancy
  • International Affairs Fields Development Economics  /   Human Security/Comparative Politics /  Humanitarian Studies /  International Business   and Economic Law /  International Business Relations /  International Environment and Resource Policy /  International Information and Communication /  International Monetary Theory and Policy /   International Negotiation and Conflict Resolution /  International Organizations /  International Political Economy /  International Security Studies /  International Trade and Commercial Policies /  Law and Development /  Pacific Asia /  Public International Law /  Southwest Asia and Islamic Civilization /  United States /   Self-Designed Fields of Study
 
 ③Capstone Projectいわゆる修論。         MIBの場合は、ケーススタディ、ビジネスプラン、市場分析などでもよさそうです。
 
Fletcherには、Language Requirementもあります。日本語で高等教育を受けてきた(英語がSecond Language)方は不要です。English Nativeの学生や、高等教育まで英語で学環境で育ってきたクラスメートは、試験を受けています)


私は現在1年目を終えたところですが、最初の1年、特に最初のセメスターは、MIBの皆で同じ必修の授業をとるので、必然的に仲良くなりやすいです。(逆に言うと、好きな授業をとれるのは1年目の2つ目のセメスター以降のお楽しみになることが多いです。)

専攻ですが、国際関係フィールドからはDevelopment Economics、ビジネスフィールドからは、何にするか現在検討中です。(入学して即座に!というよりは、クラスを受講しながら、専攻を決めていく人が多いように思います)

また、フレッチャーでは、ハーバード大学とクロスレジスターができるので、同級生はHBS(ビジネススクール),HKS(ケネディスクール), HGSE(教育大学院)等の授業を履修していました。MITの授業も先方の教授・フレッチャーの履修担当の人との交渉次第で履修できることもあるようです。
 

MIBならではの・・
基本的にフレッチャーは「Flexible」を売りにしているので、MIBの人しかとれないクラス等はありません。(そういうのを作らないようにしているそうです)

MIBプログラム特有のもので、カリキュラム以外には、以下のものがあるかと思います。
  • Dean Dr. Bhaskar Chakaraborti: McKinseyパートナーであったこともあり、スマートであることはもちろん、プレゼンや授業のファシリテーションがユーモアたっぷりで物凄く上手なDeanです。彼の受け持つクラスは大人気。
  • MIB Town hall meeting
    各セメスターごとに、MIBの学生(1,2年生両方)向けに開催されます。
    Alumniからのインターン、就職活動についての情報共有があったり、DeanMIBスタッフとともに、プログラムについてのフィードバック、新たな取り組みについての共有をしたりします。その後にパーティーなんてことがあったりなかったり。
  • IBGCInstitute for Business in the Global Context):
    リサーチセンター(?)のような立て付けで、
    MIBプログラムのスタッフが運営しています。IBGCのイベントとして、民間企業のExecutiveを呼んでの講演は頻繁に行われています。また、リサーチアシスタントとしてパートタイムで働いている学生もいます。(活動はMIBの学生に限ったことではないです)
  • MIBスタッフとの距離が近い
    (これは個人的な所感ですが、一学年
    30人程度なので、スタッフは必然的に?顔と名前、専攻・興味分野やインターン先やを覚えてくれているように思います。)




真ん中にいる人がDeanです。プレゼンのユーモアやファシリテーションが絶妙。


フレッチャーは全体として(規模が大きくないこともあり)、仲良く和気藹々とした雰囲気が流れていると思いますが、MIBは、最初から必然的に同じクラスを取ることもあり、その中でも「MIBネットワーク」は強いです。

個人的には、MIB最初の1年目は、上記の必修を中心としたクラスがほとんどになったので、2年目は必修以外の興味のあるクラスや、ハーバードのクラスを取れたらと思っています。

今度はインターン・就職活動について書いていきたいとおもいます♪



 テスト前の勉強 for Econometrics(計量経済学)..久しぶりに数学と格闘しましたが勉強になりました。

2015年7月3日金曜日

家族連れの留学(その1)

フレッチャーとは直接関係ないかもしれませんが、私からは「家族連れの留学」について、1年間を終えて考えたことを徒然に書かせていただきます。
私は、専業主婦だった妻と1歳になったばかりの息子と渡米し、フレッチャーでの留学生活を1年送りました。私はMALDの2年コースに属しているので、あと1年残っています。
(※個人的な見解もかなり含まれておりますので、かいつまんでご参考にしていただければ幸いです。)

◆家族連れで留学すべきか??

家族がいらっしゃる方々にとってまず最初に考える必要があるのが、「家族を連れて行くか、否か」だと思います。
自分の経験を踏まえて、家族連れで留学するメリットとデメリットを以下に書かせていただきます。

◎メリット

・米国生活という貴重な経験を家族で共有できる
・寂しくない
・食事や掃除など、身の回りの家事をやってもらえるので勉強に集中できる
・家族のイベント・地域コミュニティーに参加しやすい
・子供の教育環境が良い(お子さんのおられる方)

●デメリット

・家庭があるため、時間が制約される
・家庭があるため、英語にどっぷり浸かる環境に身を置くことができない
・家族分のコストが余分にかかる


以下、それぞれもう少し詳しく記載させていただきます。

◎メリット

・米国生活という貴重な経験を家族で共有できる
これが最も大きなメリットではないかと思います。今後海外勤務が頻繁にある、あるいは米国で働くことを考えている方々は別として、米国での貴重な経験を、今後一生(おそらく)生活を共にする家族と共有できることは、この上なく価値のあることだと思います。
 私も初めての海外暮らしで、この1年間で様々な困難に直面しましたが、家族のおかげで乗り越えることができました。また、こちらで美味しいものを食べたり、旅行したり楽しい経験もたくさんしましたが、それらを家族で共感でき、家族の絆をより深めることができたと思います。

・寂しくない
人によるかもしれませんが、異国での生活で孤独を感じることもあると思います。慣れ親しんだ家族と一緒であれば、そのような孤独感や、いわゆる日本へのホームシックを感じることも少ないと思います。
 私は、学校であった出来事(愚痴なども)を帰宅後に妻に話したり、子供の面倒を見ることで、かなり精神的にリフレッシュできていたと思います。

・食事や掃除など、身の回りの家事をやってもらえるので勉強に集中できる
当然ですが、一人暮らしの場合は何もかも自分でやらなければなりません。特に食事は忙しい中で自分で用意するのは大変ですし、外食するにしてもコストや栄養の面からいろいろと考えなければなりません。(学校の食堂や周りにもレストランがいくつかありますが、飲み物など入れると1食あたり最低10ドルくらいはかかってしまいます。)
この点、家族が一緒であれば、食事の準備を含めた家事をお願いすることが可能です。(もちろん時間の許す限りお手伝いしなければなりませんが。)
 私は、学校に行っている間、子供の世話はもちろんのこと、掃除や洗濯など基本的な家事は妻にやってもらっており、レポートの提出前や試験期間などで忙しい時期は大変助かりました。特に食事については、毎回の食事と、昼にはお弁当を用意してもらえたおかげで、バランスのとれた食事をとることができ、コストも抑えられていると思います。

・家族のイベント・地域コミュニティーに参加しやすい
単身での留学と比べて、どうしても学校の友人との付き合いは制限せざるを得ませんが、家族同士のお付き合いや、地域のコミュニティーへの参加がしやすくなるというメリットがあると思います。フレッチャーには家族連れで留学している学生もたくさんいますので、家族のいる学生同士でお互いの家に招待してそれぞれの国の料理をふるまったり、会話をしたりすることも楽しみ方の一つです。また、地域にはファミリー向けのイベントがたくさんあり、そのようなイベントにも参加しやすいと思います。
 私の場合は、自治体(タウン)や近所の教会が主催するイベントに多く参加しています。サンクスギビングやクリスマスなど家族で参加できるイベントがたくさんあります。そのようなイベントを通じて、大学だけでなく地域のコミュニティーにも参加することができ、アメリカの人々の生活や文化を知ることができます。
アパートの庭で行われたイベント。食事をとりながらみんなでおしゃべり。
子供たちは庭をかけ回ってました。

・子供の教育環境が良い
子供がいらっしゃる家庭にとっては、子供の教育環境についてもかなり気になるところだと思います。米国の他の地域のことはよく分かりませんが、タフツ大学周辺(ボストン近郊)は子供を育てるのにとても良い条件がいくつかあると思います。
 最も良い点は、広大なアメリカならではの自然だと思います。徒歩圏内にも美しい湖や公園がいたるところにあり、子供とぶらりと散歩するだけでとても気持ちが良いです。もう少し郊外へ足を伸ばせば、さらに雄大なニューイングランド地方の自然に触れることもできます。(ニューハンプシャー州の森林・湖やメイン州のビーチなどは本当に素晴らしいです!)
 また、こちらでは子供(子連れ)に対してとても寛容なところがあります。バスや電車に乗っていても席を譲ってもらえたり、通路をあけてくれたりします。(バスでベビーカーが邪魔だという日本とは大違いです!)子連れで歩いていると、たくさんの人に笑顔で声をかけられます。皆が子供を大切にしているということを実感します。
 さらに、前述したように、図書館や教会などの公共の施設でのファミリー向けのイベント(低価格の英語レッスンや本の読み聞かせなど)も充実しており、うまく利用すれば同行される奥様も退屈しないと思います。
 
アパートの庭にて。広いので安心して子供をあそばせられます。
近所の湖のほとりの公園。いつも子供たちとそのパパ・ママでいっぱいです。冬は表面が凍ってスケートも楽しめます。
 
なお、中高生の子供に関しては、私は自分の子供がその年齢に達していないので詳しくは分かりませんが、ボストンというアカデミックな土地柄からか、とても地元の学校もハイレベルなものが多いそうです。私の住んでいるタウンやその周辺の街のハイスクールからは、ハーバードをはじめとするいわゆるアイビーリーグに入学する者を多数輩出するような学校もあり、ボストン駐在の日本人も子供の教育のためにあえてボストン郊外に住居を決める人も多いそうです。
 
 

●デメリット

・家庭があるため、時間が制約される
これは日本にいても同じことだと思いまが、単身の学生の比べて、家族連れの学生はどうしても家庭に時間を割けば割くほど、自分の時間はなくなります。自分の勉強に当てる時間もそうですし、このブログでも紹介されているフレッチャー関係の様々なイベントへの参加も制限されます。日本と異なる点は、米国という異国の地では、家庭のマネジメントは思った以上に大変だということです。配偶者が海外生活に慣れていて、英語も堪能であれば別かもしれませんが、そうでなければ自分以外の家族の抱えるストレスは相当なものであり、きちんとケアしないと一番大事な家族との関係が悪くなるおそれがあります。(私もこの点で配慮に未熟で、この1年間で妻から「もう日本に帰る!」と何度か言われてしまいました・・・。)
 フレッチャーの図書館は平日は深夜1時まで空いており、夜の講義やソーシャルなイベントも豊富にありますが、そういうものへの参加を私もどうしても制限せざるをえませんでした。私は遅くとも夕食の時間には帰宅し、勉強は家族が寝静まってからか、早起きして行いました。時間の使い方には一層の工夫が必要になります。

・家庭があるため、英語にどっぷり浸かる環境に身を置くことができない
これも大きな問題ではないでしょうか。学校では英語で話すのはもちろんですが、家庭ではどうしても日本語になってしまいます。学校で英語を使ってせっかく頭が英語モードになっているのに、家では日本語を聞いて、話していればまた日本語モードに戻ってしまいます。連休や中長期休暇の後などは、英語モードに再び戻すのはとても大変になります。
(逆に、同時期に留学した日本人で、寮やシェアハウスに住んで、日ごろから英語に浸る生活をしている学生は、1年でめざましく英語(特にスピーキング)を上達させているもの者もおり、そういう人を見ると正直もどかしい気持ちになりました。)
 私は渡米当初、このような弊害を少しでも解消するため、妻と相談して家庭内でもなるべく英語で話そうとチャレンジしてみましたが、1日(2時間)ももちませんでした(笑)夫婦間の会話が少なくなるだけであり、お互いにストレスがたまるだけだと分かりました。日本人で同じような試みを行ったご家庭もいくつかあると聞いていますが、長続きしているという話を聞いたことがありません。留学の目的にもよるかもしれませんが、英語の向上の観点からは、家族連れの留学は不利であると言わざるを得ないと思います。

・家族分のコストが余分にかかる
こちらもご想像のとおりです。駐在で来る場合は家族の分の手当も出る場合が多いようですが、留学はあくまでも本人の学習のためになされるものなので、自分以外の家族の費用はまず出してもらえないと思われます。ですので、渡航のための航空券から、生活費、保険、携帯などすべて自費になってしまいます。
 なお、フレッチャーには世帯用の寮がないため、家族連れは必然的に自分で家探しをしなければなりません。米国では、(法律か慣習かわかりませんが)家族の形態によって住む部屋の数が決まってきます。例えば夫婦であれば1ベッドルーム(日本で言うと1LDK?)以上、子供(3歳以上?)がいる場合は2ベッドルーム(2LDK)以上の物件でないと賃貸してもらえない可能性が高いです。ボストン近辺は全米でも家賃が高い地域と言われており、さらに家族のために安全面や衛生面などを考慮するとかなり高額な住居費が必要となると思われます、私の感覚ですが、夫婦に加えてお子さんがいらっしゃる場合は安くても(立地がやや不便、洗濯機が部屋にないなど)月額$1500、平均で$2000以上は月額の家賃が必要になってくると思います。これに光熱費、インターネット代、車を所有すれば駐車場代など、もろもろ加わりますので、住居・生活費は相当大きくなってしまうと思います。


以上、家族連れの留学のメリットとデメリットについて、個人的な経験を含めて記載させていただきました。ただ、家族の形態や留学の目的、さらにはそれぞれの人生設計によってメリットもデメリットも変わってくると思いますので、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
(追加情報を「家族連れの留学(その2)」でまた記載させていただくかもしれません。または、どなたか追記していただいてもかまいません!)
 

2015年6月20日土曜日

ボストン生活のセットアップ(3:交通機関)

 朝は寒かったのに昼間になると突然暑くなる、そんな嫌な感じの天気が始まりました。最近は本当にサングラス、日焼け止め、水分、そして扇子は必須!

 さて生活セットアップ、とはちょっと違うかもしれませんが、ボストンでは公共交通機関は欠かせない存在。なので、ボストンの公共交通機関、その他交通手段について、ざっくりと概観してみたいと思います。


Davis Square 駅前の怪しげな像。(左奥にDavisと書いてあります、一応)

☆ボストンの公共交通機関☆
 MBTAという会社がボストンの公共交通機関を司っている。公共交通機関としては、地下鉄、バス、Commuter Rail、あとはフェリー?があるようだが、普通の生活で使うのは地下鉄とバスだけだと思うので、ここではその二つだけを紹介する。

・地下鉄(通称T)
 ボストンの地下鉄は東京やNYCと比べると遥かにシンプル。地図については後で紹介するとして(普通にどのガイドブックにも載っていると思うのでそこまで色々書きません)、とりあえず乗り方と料金について。
 Tの特徴は、①どこまで乗っても運賃は同じ、②そのため、乗車駅でしかチケットを通さない。なお、②の例外はボストン空港から乗車するとき。ボストン空港からSilver Line(地下鉄路線図に組み込まれているが、なぜかバスの形をしている)に乗る時はなぜかタダで、例えばフレッチャーに行くためにRed Lineに乗り換えてもタダのままでどこまででも行ける。有り難いです。

 運賃は確か一回片道2ドルちょいだったと思うが、よく覚えていない。というのは、正確には認識していませんが、Tには、東京のメトロとかJRのように例えば「210円の切符を片道一枚買う」という発想がなかったはずで、基本的にはSUICAとかPITAPAとかと同じ発想で、プリペイドのカードを買って、そこにお金をチャージしていくという方法がとられている。

 そして、そのプリペイドカードには ①Charlie Ticket ②Charlie Cardの2種類がある。(チャーリーって名前は、たぶんCharles Riverから取られたんじゃないかなーと思うけど不明。)違いは
(1)Charlie Ticketは電磁式?というのだろうか…昔ながらの定期のように、改札を通すタイプ、Charlie CardはSUICAやPITAPAと同じICカード方式。
(2)Charlie Cardを使った時の運賃の方が微妙に安い。
(3)Charlie Ticketはどこでも手に入るが、Charlie Cardは配布している駅が限られている。
という3点だと思う。(2)を考えると、Charlie Cardを入手した方が最終的にはお得。

 入手方法は、配布している駅に行って駅員さんをつかまえること。残念ながらDavis Squareはちっちゃい駅なので、Charlie Cardの配布は行っていません。ホームページによると、Davisに近いところから順に、Alewife, Harvard Square, Park Street, South Station等で配布している様子。ただ、「Charlie Card配布してます」みたいなあからさまな感じは全くなく、駅員さんをつかまえて「Charlie Card下さい!」と言わないと出てこない。
 Charlie Ticketに入金してしまった額をCharlie Cardに移す、なんてことは、私の友達が聞いた時はできない(あるいは手間がかかる)と言われていた気がする。そんな諸々を考えると、ボストン到着後、空港からSilver Lineに乗ってSouth Stationを通った時にもらってしまえば楽かもしれない。

 路線図は以下の通り。 



(参照元:MBTA schedules and maps, available from http://www.mbta.com/schedules_and_maps/subway/ (Accessed on June 18, 2015))

 シンプルですよね。上り、下り、と同じ感覚で Inbound と Outboundという言葉があって、恐らくPark StreetかSouth Station(たぶん…Downtown Crossingかも…)に向かう電車はInbound, そこから遠ざかる方向に向かう電車はOutboundと呼ばれます。

 たぶん、Red LineとGreen Lineが一番頻繁に使う路線になるのではないかな。
 フレッチャーの最寄り駅は、Red LineのDavis Square。上記地図だと、名前の通り赤いラインの左上、終着駅であるAlewifeの一駅隣。そのため、SomervilleやMedfordから抜け出し、いわゆるダウンタウンに行くためには絶対にRed Lineを使う必要あり。
(なお、数年後にはGreen Lineがタフツのすぐ近くまで伸びてくるらしいが、私が卒業した後ということは確実なので、いつのことかは知らない。それを見越してタフツ周辺の地価が最近上がっているとか…)
 そして「ダウンタウン」といえば、赤、緑、そしてオレンジが交差しあうあたりを中心としたエリアのこと。Green Lineの上にあるPark Street, Arlington, Copley Squareのあたりが繁華街になるはず。マサチューセッツ州議会もこのあたりにある。
 空港から出ているのはBlue LineとSilver Lineがあるようだが、基本的にSilver Lineを使うことになるはず。案内板は不親切でわかりにくいことも多いけど、預け入れ荷物受け取り口の目の前、文字通り「目の前」に乗り場があるので便利。(手荷物受取口は屋内だが、そこから屋外に出たらだいたいそこが乗り口。)上述のとおり、地下鉄の路線図に組み込まれているけどなぜかバスの形をしてやってきます。South Stationまで行って、そこでだいたいの人が降りるので、Red Line(Alewife方面行き)に乗り換えたら後はフレッチャーまで一直線!

・バス
 同じくMBTAが運行しているバス。Davis Squareからフレッチャーの近くにバスで行きたい時は、96番か94番を使えばいいということ以外、路線が多すぎて全く私にはよくわかりません。
 つまり、裏を返せば、バスで本当に色んなところに行けます。2ブロックおきくらいに停留所があるので、使い方を知っていればすごく便利になる。
 MBTAの公式ホームページ(http://www.mbta.com/schedules_and_maps/bus/)もあるし、MBTA next busという、自分の使う路線がわかっている時にあと何分で来るか調べてくれるサイトもAppもあります。Google mapもこのバスの時刻表をかなり正確に反映しているから、使いこなす術は色々あるはず。

☆その他交通機関☆
・タクシー vs. Uber?
 日本でどうなってるのかわからないし、インドではきな臭いニュースの火種になったりしているけど、ボストンでは大普及しているUber(ウーバー)。Uberとは、タクシーの仲間みたいなもので、アプリをダウンロードしてクレジットカード番号(と電話番号?)を事前登録しておけば、「自分のまさに今いる位置まで配車を頼むことができる(から、流しのタクシーを捕まえる手間が減る)」「目的地も配車依頼の際に登録するので、車がくる前に運賃がいくらかかるかわかる(から、ぼったくられる心配がない。ちなみに、運賃はクレジットカードから引き落とされるので、運転手には何も払う必要なし)」「タクシーよりちょっと安い」というシステムです。
 サマースクールではUberを廃止すべきだ、というオピニオン欄を読んで議論したりしたし、一長一短あると言われているUberだけど、何よりタクシーよりちょっと安いということで学生の間では人気があります。私はもともとタクシーもあんまり好きじゃないので、一人の時はまず使わないけど、実際便利なサービスだとは思う。ダウンロードしたければ、「Uber」でアプリストアを検索したら難なくヒットするはずです。

・自転車??
 フレッチャー周辺以外はそこまでアップダウンも激しくないボストン地域、気候のいい時には自転車で行った方が小回りがきいて便利なこともある。アメリカの色んな都市で見かけるHubwayという貸し自転車システム、ボストンにもある。(確か一日5ドルくらい、30分おきにステーションに自転車を戻す必要はあるけど、そのルールさえ守れば1日使い放題。)サマースクールの寮の目の前にもHubwayステーションがあるし、使っている友達もいた。フレッチャーの学生証が手に入るまで使えなかったかもしれないが、なぜかタフツのTisch Libraryは自転車レンタルをしているし、自転車を所有している友達もたくさんいる。足の一つとして自転車をカウントするのもありかもしれない。
 ただ、最近日本でも交通ルールが厳しくなったと聞いているが、ボストンでは自転車は車道を走らなくてはいけない。自転車専用レーンはそこまで発達していないので、まさに車道のことが多い。ということは、車のルールを知っていないと非常に危険。左右のレーンが逆なことに始まり、交通ルールも少しずつ日本と違うので、そこだけは注意した方がいいと思います。
 こないだ、一輪車で、しかも携帯で電話をしながら車道を走っている人も見かけて仰天しましたが。笑

☆勝手にボストン観光名所紹介(3:フェンウェイ球場)☆
 Boston Red Soxのホームグラウンド。実は私は野球を見たことがないので、特に書けることはないのだけど笑、野球の試合をやっていないときも「フェンウェイ球場ツアー」をやっていて、それを使えば球場の中を色々と見て回ることができる。それには参加したことがあるが、まぁ広い球場だった。当時はあんまり英語が聞こえていなかったので聞き逃した部分も多くあるかもしれないが、球場にまつわる逸話とかをボランティアっぽい人が色々教えてくれる。一度行ってみる価値あり。あ、もちろん、試合も…。笑 私も一度は行こうと思っているんですが。

 噂ですが、ボストンにはレッドソックスの熱烈なファンが多く、ニューヨークヤンキースには強い敵愾心を燃やしている様子。ある友人の家の隣家では、普通なら国旗を掲げるであろうポールにレッドソックスの旗が掲げられていたりします。NY出身、ニューヨークヤンキースファンの友人が、ヤンキースのネックレスをしてクリーニング屋に行ったところ、お会計等全部終わった後にそのネックレスに気付いたお店の人(恐らくレッドソックスファン)に「あなたがヤンキースファンだと知ってたら受け付けなかったわ」と言われたこともあるとか。。ヤンキースファンの方、レッドソックスファンに見つからないよう、あからさまな格好はせずに静かに暮らした方がいいかもしれません。一方、レッドソックスのグッズ(特にキャップとかはかぶってる人が多い)を身につけていると、ボストニアンが優しくなった気がする、という話も聞いているので、とりあえずボストンに馴染むためにはレッドソックスグッズを入手してみるといいかも!?(テキトーです。)

 とにかく球場は、Green LineのFenwayという駅の近く。そこから歩いて15分くらいのところに、焼肉屋の牛角があるので、日本食が恋しくなった時に行けます。ちゃんと日本と同じ味で、やみつき塩キャベツもあります!私は一年で3回行きました。やけに人気なので、要予約だと思う。


球場ツアーに参加したときのもの。Red Soxには今も日本の選手がいるんでしたっけ?



2015年6月19日金曜日

ボストン生活のセットアップ(2:携帯電話)

 先日、フレッチャーの近く…と行っても歩けば30分ほどかかるMedford Squareというところにお寿司を食べに行きました。お店の名前はNijiya。日本語っぽい名前ですが、日本人っぽい店員は見ていません。むちゃくちゃおいしいというわけではないけど(シンガポール人の友人はvery nice!と言っていたので判断がわかれるところ)、ランチなら15ドルほどで食べ放題、クレイジー巻き、ドラゴン巻き、レインボー巻き、といった素敵な名前のお寿司が思う存分楽しめます。普通の握り寿司もあります。アメリカのお寿司としては安い方なので、お米、生魚が恋しくなった時の切り札としてどうでしょう。ある意味、アメリカ文化体験でもある。と言えるかもしれない。


レインボー巻き(奥)、クレイジー巻き(手前)、その他普通の握り寿司。

☆携帯電話の契約について☆
 今や生活になくてはならない携帯電話、要するに、スマホ。どうすると一番安心か、どうすれば一番得か、考えてる人も多いのでは。
 ボストンでのスマホ生活の送り方としては、①日本で契約する(メジャーなキャリア各社が、アメリカでのサービスを持っていたはず)あるいは②アメリカで契約する、の二択があると思う。
 では、どちらを選ぶか。

 ボストンはwifiが発達している。国際線の窓口となるボストンローガン空港のwifiがフリーであることに始まり、スタバを始めとしてだいたいどこのカフェやレストランでもwifiは飛んでいるし、タフツの敷地内はもちろん。家も無線LANを申し込むことがほぼデフォルトだろう。となると、wifi以外の、自分の契約している回線を使ってデータ通信をするのなんて移動中くらい。
 ①の利点は、恐らく、慣れ親しんだ日本で契約する安心感と、データ通信使い放題であること、そして日本の固定電話かどこかに電話かけ放題とか、そういう面だろう。データ通信使い放題は、恐らくボストンではそこまで力を発揮しない。前述のように、wifiが飛びまくっているから。となると、データ通信使い放題以外のところにものすごく魅力を感じる場合は、①でもいいかもしれないが、日本の感覚と同じく、使い放題という部分に魅かれているのであれば、②でも全く構わないと私は思う。あくまで個人的な意見ですが。

 契約は、ボストンではそこまで難しくない。AT&T, T mobile, Verizonあたりを使っている人が多いように感じているが、どれもダウンタウン(駅で言うと、Downtown Crossing, Park Streetあたりを中心に広がっているエリア)にいけば簡単に店舗を見つけられる。それぞれの長所、短所については私はよく知らないし、タフツ大学のキャンパス内では基本的にwifiが繋がるので、どのキャリアが繋がりやすいかなんていうのもあまり気にしたことがない。。どれでもあんまり変わりないんじゃないかなーなんて思ってるけど、精査したいのであれば、アメリカ人の友達に聞いてみるといいと思う。
(サマースクールであれば、フレッチャーの学生がTAとして週に一度は登場すると思うので、その人に聞いてみてもよいかも。)

 契約にあたっては、SSN (Social Security Number)がなくても、パスポートと既存のクレジットカード等、身分証明がきちんとできて、SSNの代わりにデポジットが払えれば問題なく契約できる様子。デポジットの額は、色々聞くが、高くても500ドルくらいだと思う。

 というわけで、前回の口座開設と同じく、ちょっと英語で話すのがストレスフルなだけで、非アメリカ人としての立場のせいで何かややこしい問題に直面することはまずないと思ってもらって大丈夫だと思います。上述したAT&T, T mobile, Verizonはどれも大手で信頼おける会社だと思うので、そういう意味でも大丈夫なはず。ボストンは留学生が多いので、店員さんも非アメリカ人慣れしてる部分があるし。

 なお、AT&TやT mobileでは、実際の家族でなくてもできる「家族割り」的な制度があるらしい。友達4人くらい(4人以下だったかな…そのへんはよく知りません)で「家族」と呼ばれるグループを作って契約すると、全員で請求書を共有するようになり、その結果、普通に契約するより安くなるそう。自分自身がやっていないのでこのへんはうろ覚えというか、曖昧ですが、従量制ながらも月々50ドル程度で収まるとか聞いています。(従量制なので、定められている以上にパケット通信をしてしまうと追加金額が発生するようだけど、wifi天国で普通に暮らしていれば問題なさそう。)なので、渡航してすぐに急いで一人で契約に行くより、4人程度友達を集めて一緒に行くと、もっと幸せなボストンライフが送れるかもしれません。

※以上については、私も正確なところはよくわかっていないし、携帯会社なんてこの一年の間にもきっと色々新しいプランを出して来ていると思うので、正確な情報については各社のホームページを読むか、実際に店舗で店員さんと話してみて下さいね!

 私はiphoneを使っているんですが、今のところ友達との間でよく使う連絡方法は、個人的ランキングでは①Text messages, ②facebook messenger, ③普通のメール, ④Whats App, ⑤LINE(一部日本人の友人とだけ)かなー。①以外は、データ通信を使ってやり取りするので、wifiがあればやはり問題はありません。
 日本でiphoneを持ってたことがないので、①text messageというのがiphoneならデフォルトで入ってるものなのかどうかはわかりません。。なんか緑色の、吹き出しマークのアイコンで、電話番号を知ってたらそれでメッセージが送れるやつ。日本でもあったのかなぁ、これ。とにかく、一番よくバーチャルでも連絡を取り合う友達たちとはこれを使ってます。仕組みはよくわからないけど、半分くらいの友人とのやり取りはデータ通信、残り半分は電話回線を使って送受信されている様子。。なお、「メールするね!」というかわりに、"I'll text you!"というフレーズの方がよく聞く気がする。本当にEメールを送る場合は別だけど。
 ④はLINEと殆ど同種のアプリで、アメリカで普及しているものです。普通にダウンロードできる。よくこれを使う人たちもいるみたいだけど、たまたまなのか私の周りではあんまり使っている人がいない。ただ、最初の学期の経済学のスタディグループでは、連絡をとるためにWhats Appのグループを作ったりもしたので、アカウントだけ作っておくといつか使う時があるかも。私は、そのスタディグループ以来一度も使ってないけど…。
 ⑤LINEは日本人どうしで連絡をとる時に変わらず使ったり、日本に滞在経験のある学生がアカウントを持っていたりするので、そんな時は話の種になります。
 ちなみに、まめ知識ですが、スマホのアプリのことをこちらの学生たちはApp(発音は、エーピーピー)と呼んでるみたい。今ふと、アメリカ生活で便利なAppについていつか書こうかと思ったけど、新しくダウンロードしたものがWhats Appとyelp以外にほぼないことに気付いたので、私には書けそうにありません。。



唐突ですが、Charles River. たまに行くと落ち着く。


☆勝手にボストン観光名所紹介(2:イザベラ・ガードナー・ミュージアム)☆
 別に美術館マニアというわけではないんですが、ボストンにはいい美術館が色々とあるので必然的にこうなってます。単純に観光するだけじゃなかなかたくさん訪れるのは難しいから、ボストンに住むことの醍醐味の一つかもしれません。

 さて、この美術館、ネイティブの友人ですら「Elizabeth something museum」と完全に間違って覚えてしまうほど長い名前ですが、正式名称はイザベラ・スチュワート・ガードナー・ミュージアム(Isabella Steward Gardner Museum)。こないだ紹介したボストン美術館のすぐ近く。駅も同じく、Green LineのMuseum of Fine Arts駅から徒歩5分ほど。イザベラさんというお金持ちの女性が集めた美術品で古代ローマ風の邸宅を飾り上げたという何とも豪勢な美術館ですが、「自然光で楽しむ美術品」というモチーフの通り、光がたくさん入った中庭はタイムスリップした気分になれる美しさで、それぞれピンクだったり青だったりテーマやテーマカラーの異なる各部屋は歩き回るだけで楽しい! 3階建てだけど、そこまで床面積が大きくないので2時間くらいあれば全部回れるかな。同級生の間でも、「あそこ楽しいよね!」と評判がよい美術館。無料にはならないけど、学割がきく。

 イザベラ・ガードナー・ミュージアムの写真はそういえば撮っていないので、上記リンクから公式HPでお楽しみ下さい。笑